スマホとの距離感を見直してみた ~手放して気づいた時間の使い方~

目次

スマホとの付き合い方を見直したきっかけ

「気づいたら一日中スマホを触っていた」
「なんとなくスマホを触ってしまう」

そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

今回は、”自主的にスマホの距離を見直す”ことをテーマにした記事です。
実際に1週間スマホを手放して過ごし、メリット・デメリットをまとめました。

そして、その体験を通して見えてきた「スマホとの付き合い方」について考えています。

日常を少しでも整えたい方、時間の使い方を見直したい方は、
ぜひ参考にしてみてください。

なぜスマホを手放そうと思ったのか

スマホ禁止生活を送ろうと思った理由は、主に以下の3つです。

  • 一日のスクリーンタイムがとても長い。
  • 睡眠時間の乱れてしまった。
  • ブログ開設から1ヵ月経っても記事を更新できなかった。

大きく分けるとスマホ使用による、「生活習慣への悪影響」「事業活動の怠惰」が原因です。

集中力が続かず、時間がどんどん奪われていく。
気づけば、自分のやりたいことすらできていない日々が続いていました。
そこで、思い切ってスマホを手放してみることに。

ちなみに、スマホを禁止する前の平均スクリーン時間は10時間以上でした

恐ろしいことに、これはパソコンによる作業時間を含まない数字です。
実質的には一日中画面を見ている状態でした。

流石に、厳しいって…

スマホを使わない1週間のルール

スマホを手放すにあたって設定した前提条件はこちらです。

前提条件
  • 決済など、生活に必要なアプリのみ使用可
  • タブレットやパソコンも、原則SNSは禁止
  • メール等もパソコンでのみ使用可

「スマホだけやめても、他のデバイスでSNSを見てしまったら意味がない」と思い、
スマホ以外の媒体も同様に制限をかけました。
ただしSNS活動をしている都合上、必要最低限のSNS使用(告知など)のみ許可。

使わないことによる影響を知るために、かなりストイックなルールにしました。

実録:1週間スマホを手放して感じたこと

この項目では、実際に手放して感じたことを日ごとにまとめています
早めに読み進めたい人は、「スマホを手放して感じたメリット・デメリット」まで飛ばしちゃってください!

【1日目】無意識にスマホを探してしまう

朝起きて、歯磨き、食事、入浴…ふとした瞬間に手がスマホを探していることに気づきました。
いかに目的もなくスマホを使用し、「暇」「退屈」という感情を埋めるための道具になっていたのかを痛感。

しかし、空いた時間をブログ執筆に充てる他ことで1記事を完成!
やることもなくなり、久々に早寝することができました。

就寝前にスマホをいじらないだけで、睡眠の質にも差が出そうな予感…

【2日目】思考する時間が増えた

1日目に早く寝られたことで、朝の時間を有効に使えるように。
この日は、午後に外出しました。

外出先では待ち時間にスマホが使えないため、自然と周りの景色や人の動きに目を向けるように。

「帰宅後に何しようかな」など何気ない時間が、考える時間に変わったのを感じました。

やることを考えて置かないと、退屈になってスマホを触ろうとしちゃうんですよね。

【3日目】スマホのない生活に慣れる

無意識的にスマホを探すことがぐっと減少。
歯磨き中や食事中にスマホをいじらないことにも、違和感がなくなってきました

徐々に「スマホがなくても大丈夫かも」と思えるように。

【4日目】会話が増えた

スマホを使用しないことで、家族や友人との会話が自然と増加。
一方で、スマホを遠くに置き過ぎて大事な電話を取り逃すこともあり、
距離感の難しさも感じました。

【5~7日目】集中力の質が上がる

ここからは日ごとに変化は少なかったものの、
全体を通して集中の「質」が大きく変化しました。

マルチタスクが減り、作業への没入度が向上。
スマホでSNSを”ながら見”することが癖がなくなり、作業スピードが明らかに上がりました。

さらに、時間に余裕が生まれ、生活リズム安定
スマホを手放すことで、心の余裕までできたような気がします。

スマホを手放して分かったメリット・デメリット

  • シングルタスクが増える
  • 思考する時間が増える
  • 会話が増える
  • 持ち物が減る
  • 外出時は調べモノなどに使う
  • 大事な連絡に気づきずらい
  • Youtubeで学ぶことができない

スマホを手放してみて感じたのは、「時間の使い方が少しずつ良い方向へ変わっていった」ということでした。
スマホを触らない分、やりたいことに集中できるようになり、一日の満足度も高まった気がします。

もうひとつ意外だったのは、外出が身軽になったこと。
これまでモバイルバッテリーを持ち歩くためにカバンが必須でしたが、今ではスマホと財布だけで出かけられるようになり、とても快適です。

一方で、不便に感じた点もあります。
外出先で「商品情報をYouTubeや検索で調べられない」こと。
これまでスマホが担っていた「即時性」の部分が欠けてしまったのかなと推測します。

私は買い物のとき、事前にレビューや評価を見てから選ぶタイプなので、少しもどかしさを感じました。

スマホとの「ちょうどいい距離感」を見つける

1週間スマホを手放したことで、確かに大きなメリットを感じることができました。
しかし、今の時代に完全に手放してしまうということは厳しいですよね。

ここからはさらに2週間ほどかけて試行錯誤し、
無理なくスマホと付き合っていくために行ったアクションプランを紹介します!

アプリを見直してみる

初めに、今入っているアプリの整理から始めました。
「生活に必要なアプリ」と「そうでないアプリ」に分け、必要のないものは削除します。

SNSは連絡手段として使用しているもののみ「生活に必要なアプリ」に分類しました。

生活に必要なアプリ
  • ファイナンス系のアプリ(銀行、カード、Paypayなど)
  • 天気予報
  • マップ系
  • 検索エンジン(Google、Safariなど)
  • 連絡用のSNS(LINE、Instagramなど)
必要でないアプリ(趣味・娯楽)
  • SNS系(Youtube、Tiktokなど)
  • 動画系(Tver、Abema、アマプラなど)
  • 音楽系(Spotify、Youtube Musicなど)
  • 本や漫画アプリ(Kindleなど)
  • ゲーム
  • ネットショッピングアプリ(Amazon、楽天市場など)
  • 店舗のアプリ

実践してみたい方は、上記の分類を参考にしてみてください!

生活に必要なものは残し、それ以外のアプリを「本当に必要かな?」と問いかけながら整理していきました。目安としては、各ジャンルにつき2つくらいがちょうどよい気がします。

無理して1つに絞るのも、ストレスだよね。

店舗アプリやショッピング系を減らすだけでも、気持ちがすっきりしました。

ショッピングサイトは「PLUG」のみに絞りました。(このアプリからAmazonや楽天へ飛べます)
店舗アプリを残すときも、メール購読や通知はすべて切りました。

ポイントやセール情報による、衝動買いの可能性を抑えることもできると思います。

アプリの整理をするだけでも、スマホの中に”静けさ”が戻ってくるような感覚です。

使う時間をあらかじめ決めておく

スマホ使用時間が伸びる原因は、
「一度使ったらダラダラ見てしまう」ことにあると思いました。

そこで私は、一日のうちで “スマホを使わない時間”をあらかじめ設定 しました。

私は「Blockin(ブロッキン) 」というアプリを活用し、アプリの時間帯制限を掛けました。
( 無料機能のみ使用 / 案件ではありません)

Blockin について

このアプリでは、

  • 曜日や時間帯ごとに制限をかける「ルーティンブロック」
  • 集中したいときにタイマーを設定し、制限をかける「クイックブロック」

を使用することができます。

私はこのアプリを使用して、以下の時間帯に制限を掛けました。

就寝1時間前~起床後1時間

デジタルデトックスを兼ねて就寝時間の1時間前からスマホを使用しないようにしています。

また、朝の1時間は貴重なので起床時間から30分~1時間を目安に制限を掛け時間を無駄にしないようにしています。

自分の中での理想の就寝・起床時間(22:00~7:00)に合わせて、設定しています。

授業や勤務時間を設定(平日)

平日はタスクに集中できるよう、労働時間中はすべて制限を掛けています。
休憩時は短時間解除機能を使用して、使い過ぎないようにしています。

午前・午後の集中したい時間帯を決めて制限(休日)

スマホの長時間使用によって休日を無駄にしないため、午前と午後の2フェーズで制限。

私はご飯を食べた後だらだらしやすいので、9:30~11:30 と 14:00~16:00 に設定しました。

「この3つの時間帯だけはスマホを使わない!」
そう決めるだけで、スマホとの付き合い方がぐっと穏やかになりました。

アプリごとの制限ではなく、
「自分の時間を守る簡単な工夫」という感覚で続けています🎵

補足
YouTubeは調べ物や学習にも使うため、Blockinの制限対象から除外しています。

目的別にアカウントを分ける

Youtubeなど調べ物や学習に使うものは、制限を掛けてしまうと不便になる場面が出てきてしまいます。
そこで私は、「娯楽用」と「教養用」でアカウントを分けて使用しています。

使用目的が明確になることで、脳死で次の動画を見ることが減りました。また、おすすめされる内容も洗礼されてくれるので使いやすくなります。

私は「制限時間内でも教養用アカウントなら使用しても良い」というルールを設けています。
この方法で、スマホ禁止中に不便だった「学習・調べものに活用できない問題」も解決できました。

設定も簡単で、効果も大きかったのでぜひ試してみてください!

デバイスごとに役割を分ける

私はスマホほかに、タブレットやPCも使っています。
そこで、「つい見すぎてしまう動画系アプリ」は、あえてタブレットやPC”だけ”で使うようにしました。

スマホだと手軽に開けてしまうぶん、
気づいたら長時間…ということも多いですよね。

でも、タブレットやPCは“ちょっとしたスキマ時間”には使いづらいため、自然とメリハリがつくようになりました。

そして、思い切ってスマホからPrime VideoやNetflixなどの動画アプリをすべて削除!

”使う場面を選ぶ”という意味でも、他のデバイスに逃がすのはおすすめです!

まとめ:スマホに使われない暮らしへ

今回を通して感じたのは、
スマホを使わないことが目的ではなく、
「自分の時間を何に使いたいか」を見つめ直すことが大切だということでした。

スマホは便利で、心強いツールです。
でも、その便利さに引っ張られすぎると、
本当に大切にしたい時間が、少しずつ削られているようにも感じました。

だからこそ、
「なんとなく触っている時間」を「自分のため時間」に変える。
スマホに”使われる”のでなく、
自分の暮らしにあったペースで付き合っていけたらと思います🎵

みなさんもこの記事をきっかけに、
「スマホとの距離感」を見直してみてください!

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この記事を書いた人

Xを中心に情報発信やモノづくりをしています。

・ガジェットや便利アイテム
・自分に合う暮らしの思考
・想像を形にすること
が好きです。

あなたの“ちょうどいい”が見つかるきっかけになりますように

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